Training Drill 友岡和彦の競技者のためのトレーニングドリル 最終回「スポーツスペシフィックトレーニングの例」
長くにわたってのご愛読ありがとうございます。昨年11月より2ヶ月にわたって日本に戻り、各地でセミナーを行ったのですが、皆さんの反響にはとても感謝しております。このトレーニングコラムを参考にして、自分のチームでトレーニングの参考に役立ててもらっているのは本当に喜ばしいことです。そして、また私のトレーニング方法をそのまま実行するのではなく、それをうまく工夫してそれぞれのスポーツに応用してもらっているという話もたくさん聞きました。トレーニングコラムの最初に書いたのですが、トレーニング方法に絶対というものはありません。それぞれのレベル、チーム、スポーツ競技によって必ず変わってくるはずだと思っています。そして型にはまらない、常にもっと良いものを追い求める、その姿勢が大変重要であると思います。私自身まだまだ発展途上であり、毎日勉強の連続です、私が日本に帰国している際に、多くのトレーニングコーチ、トレーナー、選手、コーチそしてトレーナーを目指す学生の方たちとお会いする機会がありましたが、こちらが彼らに見習うことも多くありました。そして、いろいろな領域の人たちと接してさまざまな知識を吸収することが、大変重要なことであると改めて気づかされました。トレーニングの目的と同じで、私たちが行っていることにもしっかりと目的意識を持って行う必要があります。つまりスポーツのレベルを上げる、また選手たちのパフォーマンスを伸ばしたり障害予防を行ったりして、より多くの選手たちがより長くその競技を楽しむことができるように手助けすることです。2ヶ月という日本での短い滞在期間で、目先のお金などにとらわれないしっかりとした姿勢で自分の行っていることに誠心誠意努力し続けている人たちとも出会って、こちらの頭が下がってしまうこともありました。 そこで、今回は、そうした姿勢を持った方の一人で、球技とはまったく違う、格闘技というスポーツで新たなトレーニング方法を確立していこうとされているトレーニングコーチの方のトレーニング方針を紹介したいと思います。これまでトレーニングガイドでドリルなどを紹介してきましたが、では、どのようにそれぞれの競技で活用すればいいのかということの良い例となると思います。ここで紹介していることは、これまで私がこのトレーニングコラムを通して一貫していってきたことを基に、彼自身がアレンジを加えて、格闘技におけるファンクショナルトレーニングの応用を実践していることです。ただ単に体を大きくし、最大筋力をあげて巨人を作ろうとするようなトレーニングが叫ばれているなか、彼はいかに格闘技における正しい動作を作るかということを中心にメニューを作ってきています。最後に彼の連絡先を書いておきましたので、興味のある方は、是非彼に連絡を取ってみてください。
打撃系格闘技の動作強化を考える