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Training Drill 
友岡和彦の競技者のためのトレーニングドリル
第4回 「ミニハードルを使ったランニングフォームドリル」

ミニハードルドリル

今回は、基本的なミニハードルドリルを紹介したいと思います。ミニハードルを使ったドリルには、多くの種類があるのですが、ここでは基本的なランニングフォーム改善のためのドリルをいくつか紹介したいと思います。またこのドリルを体全体のコーディネーションドリルとして、または股関節のダイナミックストレッチエクササイズとして用いることも出来ます。

全身を使ったコーディネーショントレーニングを再教育させることによって、中枢神経系に新しい回路が作成されることになります。そのため、これらのドリルを神経系の活動の盛んな小中高生のときに行うと、よりいっそう効果があります。これらのドリルを、エクスポズでも使っているのですが、ほとんどの選手が意識的にランニングフォームのトレーニングをしたことのある選手が少なく、初めて行ったときには全くコーディネーションが取れず、慣れるまでにかなり時間のかかる選手もいました。

コーチングの際のポイントとして、細かく手足の動作を一回一回説明するより、まずは失敗しながらも、あまり何も言わずに通して行うようにさせます。その動作が慣れてきたところで、今度は少しずつ細かいところを指導していきます。コーディネーションの悪い選手だと、細かいことを考えすぎて全身が力みすぎて、リラックスした動作を行うことができなくなってしまいます。まずは「何も考えず、体が動くままにやってみなさい」ということからはじめてみてください。

これから紹介するドリルに共通した注意点をいくつか挙げます。

1. つま先、膝をしっかりと高く上げる
2. 上体が後傾しないようにする。直立、またはやや前傾気味の姿勢を保つ
3. 足の動きに合わせて、両腕を90°ほどに曲げて真っ直ぐ前後に振る
4. 足は地面を、たたく感じで蹴る
5. 上半身は力みすぎに、リラックスする
6. 1定のリズムでドリルを行う

ドリルを用いるタイミング

体が疲れていないフレッシュな状態で行うようにしてください。あくまでも体に動作を覚えさせるのが目的ですので、体が疲れた状態だと効率が悪くなってしまいます。理想的には、股関節のダイナミックストレッチとしてウォームアップの一環として行うといいでしょう。集中して行うようにしてください。

ドリル例
※ハードルは 1.5メートルほどの間隔で配列します。

1. (ウォーキング)デッドレッグ・シャッフル
下の写真では、左足がハードルを越えて、右足は常に伸ばした状態にします。左足の動作を意識するようにしてください。左足がハードルを越えて、次のハードル間で、左右のそれぞれ足が2ステップ踏んでから次のハードルを越します。最初は左足の動作と腕の振りを意識して、歩いて行ってください。それができてから、ハードル間で2ステップのシャッフルを踏んで行うようにしてください。


 

2. デッドレッグ・ワンイン
今度はハードル間でステップを踏まずに1ステップでハードルを越えて生きます。慣れてきたら、すばやい動作で行うようにしてください。

3. ツー・レッグ・イン
ハードル間を2ステップしてハードルを越えて生きます。このとき、それぞれのステップを同じリズムで行うようにします。「タッタ、タッタ、タッタ・・・」というよりも「タッ、タッ、タッ、タッ・・・」というリズムで行います。
 

4.スリー・レッグ・イン
ハードル間を3ステップしてハードルを越えて生きます。このときも同様に同じリズムでステップを踏んでいきます。

5. 両足ジャンプ
バランスを崩さないように、タイミングよく腕を振って、両足ジャンプでハードルを越していきます。

6.ボースレッグ・バウンド
ハードル間に、1ステップしながらハードルを越して生きます。このとき後傾し過ぎないように注意してください。

7.ワン・レッグ・バウンド
片足でハードルを越していきます。バランスを崩さず、しっかりと腕を振って行ってください。
 

8.ボースレッグ(両足)・ワン・イン・シャッフル
ハードルを下の図のように並べて、両足で1.のデッドレッグシャッフルの動作を行います。
 

これらはランニングフォーム改善のためのドリルですが、これを応用してミニハードルを使って様々な効果的なトレーニングをすることが可能です。
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