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Training Drill 
友岡和彦の競技者のためのトレーニングドリル
第1回 「バランスボールドリル - 体幹トレーニング」

バランスボールドリル - 体幹トレーニング

前回ののトレーニングガイドでは、トレーニングの考え方、また組みたて方について説明してきました。しかし、実際に考え方はわかるものの、実際にトレーニングを行ってみると、ドリルの種類が決まってきて、単調になるといった声を聞きます。選手達の興味を引いたり、飽きさせないように、段階的にドリルの種類を変えることもとても必要です。これから数回にわたって、実践で使える基本的なドリルを中心に紹介していきます。これによって、専門のトレーナー、コンディショニングコーチのいないチームの選手たちが、技術コーチの指導のもとで、また、自分たちだけでも効率的にフィジカル面でのトレーニングができ、それかパフォーマンス向上につながることを期待します。今回は、バランスボールボールを使った基本的な体幹ドリルを紹介したいと思います。この体幹ドリル編に加えて、前回の「トレーニングガイド」の体幹トレーニングの章もぜひ参照してみてください。
これらのドリルは、腰痛予防のトレーニングとして練習前、練習後に行うのにも最適です。先日の韓国に行って、1ヶ月間にわたって、あるプロ野球チームのトレーニング(写真)を指導してきました。その時にウォームアップの一環として、10個ぐらいのバランスボールをフィールドに出して体幹トレーニング行い、とても効率的なウォームアップを行うことも出来ました。たとえば、40人いるのでれば、10人ずつ4つのグループに分けて、1つのグループは、バランスボールを使った体幹トレーニング、2つ目は地面に寝た状態での基本的な体幹トレーニング、3つ目は、アジリティ、4つ目はプライオメトリックスのグループに分けて、ステーションごとに行うことができます。多くの選手を一度にトレーニングするのに、とても有効です。


(2002年韓国プロ野球チーム、ハンニャイーグルスの秋季キャンプで、ウォームアップ、トレーニングの一環としてバランスボールを使っている風景)


1.バランスボール クランチ
足は肩幅に開き、下腰部がボールに乗るようにする。上半身を後方に下げ、それから上半身を起こしていきます。この時できるだけ、SBを転がらせないようにします。最初は重りを持たずに行い、慣れてきたところでメディシンボールや、ウェイトプレートを胸に抱え、負荷をかけます。腹筋は、持久の筋肉の量が多いため、負荷の強度を上げるよりも、回数を多く行うことを意識します。

2.バランスボール 斜めクランチ
バランスボール クランチと同じ要領で、今度は斜め方向にクランチを行います。負荷をかける場合には、肩にメディシンボールやウェイトプレートを抱えて行います。

3.バランスボール リーチ
バランスボールクランチと同じ姿勢から、メディシンボールを腕を曲げないで、真っ直ぐに持ちます。この上体から、真上に向かって、腹筋を使って持っていきます。その状態を2秒ほど保ち、それからゆっくりと下に下ろしていきます。このときも同様、できるだけバランスボールを動かさないように行います。

4.バランスボール 上半身ロシアンツイスト
足を肩幅に開き、つま先を平行にして、MBを腕を曲げずに真上に持ちます。この状態から、左右に、上体だけを回転させていきます。このときの動作は、反動をつけずゆっくり動かし、腰部をストレッチするように動かしていきます。腕と、床が平行になったところで一度とめ、それから逆方向を同じ要領で行います。

5.バランスボール リバースクランチ
写真では、メディシンボールを使って行っていますが、小さめ(55cm)のSBを使っても行えます。後頭部は浮かせずに、常に床につけた状態にします。膝を曲げて、ボールをはさんだ状態から、膝を胸の方向へ寄せます。腰を一番曲げ上体でしっかり止め、それからゆっくりと元の位置の戻します。この時、足は床につかないようにし、この動作を繰り返します。

6.バランスボール アブローラー
両腕を深く曲げて、SBの上にのせます。その状態から腰を上げ、腰が曲がりすぎず、落ちすぎない姿勢を多もします。この姿勢を保ちながら、腕でボールを転がすように、前方向に、腕は90°ぐらいになるまで、突き出していきます。このときの動作は決して速く行わずに、体幹に集中しながら、ゆっくりと行います。このエクササイズは、強度が強いのでしっかりと体幹の筋力がついてから行うか、または、つま先で立つ代わりに、ひざをつけて行ってもいいでしょう。

7.バランスボール サイドクランチ
腰から腹部の横をボールの上に乗せます。足は大きく開き、壁などにくっつけて体を安定させます。この状態から、胸を張って、腹部の横をストレッチするように下にゆっくりと倒していきます(写真左)。そこから、上体を上げていき、一番上のところでしっかりと止め、それから同じ動作を繰り返します。

8.バランス バックエクステンション
腹部をボールにのせ、上半身を下に曲げた姿勢をとります。この体勢から、ゆっくりと上体を反らせ、その状態でしっかりとめて、ゆっくりと元の状態に戻していきます。このときに、背骨を反らせすぎないことと、反動をつけて行わないことに気をつけましょう。

9.バランスボール ハーフスーパーマン
腹部をSBの上にのせ、両手、両足を床につけ、四つん這いの姿勢をとります。首は、上げすぎず、下げすぎずニュートラルの状態を保ちます。その状態から、右足、左手をゆっくりと上げていき、一番上でしっかりととめます。上げた膝、肘は真っ直ぐに伸ばすようにします。それから、元の状態にゆっくりと戻し、この動作を繰り返します。これが1セット終わったところで、今度は逆手、逆足で同じ動作を行います。

10.バランスボール ダブルレッグブリッジ
かかとから、ふくらはぎにかけてボールに乗せ、仰向けに寝ます。その状態から、ゆっくりと腰がまっすぐになるまで、体幹部を上げていきます。上半身、下半身が一直線になったところで、2秒ほどとめて、ゆっくりと元の状態へ戻していきます。

11.SB(スタビリティボール) シングルレッグブリッジ
バランスボール ダブルレッグブリッジと同じ要領で、両足の代わりに、今度は片足だけで行います。

12.SB(スタビリティボール)シーソー
腹部の下のほうをボールに乗せ、腕立て伏せの状態を作ります。この姿勢から、ひざをまっすぐに伸ばして、ゆっくりと上半身、下半身が一直線になるまで、両足を上に上げていきます。その状態を2秒ほど保ち、その後ゆっくりと元の姿勢に戻していきます。このエスササイズでは、肩の上下、前後への動きを最小限にします。
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「ファンクショナルストレッチ1 ―アクティブストレッチ―」
2004/09 第19回
「パワートレーニング ―コンプレックストレーニング―」
2004/08 第18回
「足首捻挫のファンクショナルリハビリテーションプログラム」
2004/07 第17回
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2004/06 第16回
「ショルダーメインテナンスプログラム」
2004/05 第15回
「ウォームアップのバリエーション」
2004/04 第14回
「ファンクショナル・ムーブメント・スクリーン(パート2)」
2004/03 第13回
「ファンクショナル・ムーブメント・スクリーン(パート1)」
2004/02 第12回
「マトリックスバランスドリル(パート2)」
2004/01 第11回
「マトリックスバランスドリル(基礎編)」
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「ダンベルマトリックス −上半身、下半身−」
2003/10 第9回
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2003/4 第4回
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2003/3 第3回
「メディシンボールドリル」
2003/2 第2回
「バランスボールドリル - 上半身、下半身トレーニング」
2003/1 第1回
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